オゾン層について

オゾンとは

オゾンは、酸素原子3個からなる薄い青色をした気体で、刺激臭があります。非常に不安定
な物質のため、生成されてもすぐに分解します。殺菌・消臭・消毒・漂白などの作用があり、
高濃度のオゾンを吸い込むと危険です。地表から10~50km上空の成層圏に多く集まってい
て、このオゾンの多い層をオゾン層と呼んでいます。

オゾン層イメージ

オゾンとフロンと紫外線の関係

オゾン層では、オゾンが一定のバランスを保ちながら常に分解や生成を繰り返しており、
分解には紫外線のエネルギーが使われています。つまりオゾン層は、オゾンの分解や生
成を繰り返すことで有害な紫外線を吸収し、地上の生物を守っているのです。紫外線の
中でも特に生物に強い害のあるUV-BのほとんどとUV-Cのすべてがオゾン層で吸収され
るため、これまで地上にはあまり届いていませんでした。しかし、フロンの影響でこの
状況が変わりました。フロンは非常に分解しにくい物質で大気中に長時間とどまり、
その一部がオゾンの集まる成層圏に到達します。成層圏に達したフロンは紫外線により
分解され、塩素を発生します。この塩素が触媒として非常にたくさんのオゾンを分解し
てしまうのです。大気中に多くのフロンが放出されるようになり、オゾンの分解・生成
のバランスが崩れ、オゾン層は減少しはじめました。その結果、地表に届く有害な紫外
線の量が増えはじめたのです。

オゾン層の破壊

オゾン層は、観測がはじまった1960
年代中頃から1980年代まで大きな変
化はありませんでしたが、1980年頃
からだんだん減少しはじめました。
近年では1980年までの平均値と比べ
て3%程度の減少で推移しています。
日本では、札幌、つくば、鹿児島、
那覇の4箇所でオゾン量の観測が行わ
れています。長期的な変化を見ると北
の方ほどオゾンの減少が大きく、札幌、
つくば、鹿児島では減少が確認できま
す。那覇では大きな変化は見られません。

オゾン層破壊イメージ

オゾンホールとは

オゾンホールとは、オゾン層が破壊されてオゾンの濃度が極端に薄くなった領域のこと
で、南極上空で見られます。人工衛星で撮ったオゾン濃度の解析図では、南極上空のオ
ゾン層に穴があいたように見えるのでこう呼ばれています。

オゾンホールイメージ

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